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第15回ジュニア・ラグビー九州ブロック大会レポート

  今大会は、大型で強い勢力の台風19号の接近により、沖縄県が不参加、大会期間も10月11日~12日の2日間に縮小して、熊本県民総合運動公園ラグビー場で開催された。
九州7県の中学校・スクール混成の選抜チームが出場し、年末の近鉄花園ラグビー場で行われる全国ジュニア・ラグビー大会出場を目指して熱戦が繰り広げられた。
 

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  初日となった1011日は、曇り空の中、12時より開会式が行われた。開催に先立ち主催者を代表して鶴田善弘・九州協会中学委員長が挨拶をした。「毎年この大会に出場した多くの先輩たちが全国ジュニア・ラグビー大会をはじめ、高校・大学・社会人での大会で活躍している。また、今年は913日~15日の3日間、水戸市で行われた『第5回全国中学生ラグビーフットボール大会』においてスクールの部で『長崎県・長崎ラグビースクール』が3位、九州から出場した『福岡県・筑紫が丘ラガーズ』、『長崎県・三和中学校』、『宮崎県・高鍋西中学校』も全国の強豪相手に素晴らしい試合をしてくれた。みなさんも是非この中学の舞台だけに終わらず、高校・大学・社会人とラグビーを続け、或いはそうでなくても何らかの形でラグビーに携わり、さらに人間を磨きあげてほしい。本大会では各県の代表として誇りをもって悔いのないゲームを行い、ノーサイドの精神を大切にしてお互いを称え合う素晴らしい大会にしてほしい。」と述べるとともに大会運営にご尽力いただいた熊本県協会をはじめ関係者の方々に感謝の意を表した。

そして、全選手を代表して福岡県選抜・福井翔大主将が選手宣誓を行い、大会の幕を開けた。

 

 

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 【鶴田委員長挨拶】
  【選手宣誓:福岡県選抜 福井主将】
 1試合は、大分県選抜 対 宮崎県選抜との対戦。
 前半は一進一退が続く中、宮崎県選抜が前半12分敵陣ゴール前のペナルティから速攻で左中間付近にトライを奪い、その後も前半18分に1トライ・1ゴールを追加し012で前半終了。後半は開始後2分大分県選抜が1トライ・1ゴールを挙げたが、宮崎県選抜が2トライ・1ゴールを挙げ724で勝利。
 【試合レポート】
  どちらが先にグラウンド全体を広く使い始めるかが勝敗の鍵となった。前半は開始早々から組織ディフェンスが機能したかのように思えた大分県選抜に対して、合わせてしまった宮崎県選抜、どちらも優位に進めることができず一進一退が続いた。試合展開としては、大分県選抜に前半の風上を意識したエリアマネージメントに工夫があれば、もう少し違った形になったかもしれない。また、宮崎県選抜もスタンドオフのキーマンを中心に攻撃を展開するもラストシーンのスペースを生かせず決定力を欠いたように思える。それでもお互い一瞬の隙を突きトライを奪うなど、自分たちの形にした宮崎選抜の勝利であった。
2試合は、熊本県選抜 対 福岡県選抜との対戦。
前半は開始早々から熊本県選抜が敵陣ゴール前まで攻め込むシーンがあったがミスにより、トライまで結びつかない。一方、福岡県選抜は繋ぐラグビーで前半に3本のトライを奪い319。後半も福岡県選抜が優位に試合を進め2本のトライを奪い1031で勝利。熊本県選抜も終了間際に1トライ・1ゴールを奪い一矢報いた。
【試合レポート】
前年度王者の福岡県選抜と毎年好チームを作り上げてくる熊本県選抜との対戦。前半は開始早々から熊本県選抜がスクラムサイドの後ろに鋭く走りこんでビッグゲインし、敵陣ゴール前までに迫る。しかしながら小さなミスを繰り返し得点できなかったのが痛かった。一方、福岡県選抜は、一つのチャンスから畳み掛け、熊本県選抜のタックルにも倒れず踏ん張ってボールを繋いでトライを奪う。その後は福岡県選抜がリズムをつかみ、フォワードが連続で縦を突き、バックスがディフェンスラインのギャップを突いて裏に抜けてトライを重ねた。
後半も福岡県選抜がブレイクダウンで激しく攻め込み、敵陣で優位にゲームを進めた。ラックサイドの近場を攻めて、熊本県選抜のディフェンスを中央に引き寄せたところで、最後は人数を余らせてトライを奪う。一方、熊本県選抜は、鋭く前に出てタックルに行くが一発で倒せなかったことがゲームを苦しくした。最後にゴール前のラックサイドを何度もチャレンジし、意地のトライを決めたシーンは素晴らしかった。福岡県選抜は、個々の能力が高い選手が多いので声の連携やフォワード・バックス一体となった組織力をさらに磨いてほしい。
 

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 10月11日 福岡県 VS 熊本県
 
3試合は、長崎県選抜 対 鹿児島県選抜との対戦
ビーで着実にトライを重ね315で勝利。鹿児島県選抜も終了間際にトライを奪い一矢報前半は開始早々から大型フォワードを生かし、ゴール前のラインアウトから幾度とモールで押し込むもトライが奪えない。一方、長崎県選抜は堅い守りで凌ぎ、前半8分にトライを奪いゴールも成功し70。その後も2本のトライを奪い190前半終了。後半は長崎県選抜が鹿児島県選抜の粘り強いディフェンスに攻めあぐむことが度々あったが、繋ぐラグいた。
【試合レポート】
毎年、福岡県選抜と決勝で競う長崎県選抜と年々力をつけてきている鹿児島県選抜との対戦。前半は大型フォワードを揃えた鹿児島県選抜がペナルティーキックからラインアウトを選択し何度かモールを押し込むが、ゴールラインを越えてもグランディングできず、チャンスをものにできない。一方、長崎県選抜はセットプレーから大きくゲインを繰り返し、着実にトライを重ねる。パワーで押し込む鹿児島県選抜に対し、立ってボールを繋ぐ長崎県選抜が有利にゲームを展開した。
後半は鹿児島県選抜の個々が必死に前に出てタックルを繰り返すことから、長崎県選抜が攻めあぐむ時間帯が続いたが、ゴール前では、フェーズを重ねてトライをものにしていた。鹿児島県選抜もフォワードが踏ん張り、モールを中心に攻め込むがバックスに決定力がなく、なかなかチャンスが作れなかった。ラック・モールでの攻防とバックスでの得点力がつけば、十分に長崎・福岡おも脅かす存在になるだろう。長崎県選抜は個々の能力がアップしたか、例年のようなテンポの良さが見られず、全国上位を狙うには、チーム全体のスピード、テンポアップが課題だろう。
 

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 10月11日 長崎県 VS 鹿児島県
 
2日目は、敗者戦及び準決勝戦が行われた。
1試合は、準決勝戦の宮崎県選抜 対 福岡県選抜との対戦
前半開始2分から福岡県選抜10番堀田選手のトライを皮切りに2本を連取し017。宮崎県選抜も前半16分、18分と連取し1017と追い上げるも、終了間際に福岡県選抜にトライを奪われ1022で前半終了。後半は宮崎県選抜のディフェンス甘さを突いて、福岡県選抜がテンポ良く攻撃するもミスで得点に結びつかない状況の中、後半10分、19分と福岡県選抜がトライを奪い1034で勝利。
前半、宮崎県選抜のファーストタックルが甘く、ディフェンスラインの裏に出られてしまう。福岡県選抜のフォワード・バックス一体となった縦の繋ぎが見事で、3本のトライを連取する。しかし、ウォターブレイク後、宮崎県選抜がバックスの仕掛けから大きくゲインし、素早いラックからトライを奪った。その後も宮崎県選抜は勢いを増し、相手のペナルティーキックからトライを奪い追い上げる。直後のキックオフを福岡県選抜がキャッチしバックスの突破でトライを奪われ1022で前半終了。
後半に入っても宮崎県選抜のタックルの甘さから福岡県選抜に一次攻撃でゲインされる展開で自陣に押し込められるがハンドリングミスもあって、得点に結びつかない。後半10分過ぎに福岡県選抜のフォワードがラックサイドの突破し繋ぎトライ。この攻撃を対して宮崎県選抜は対応が常に遅れ、終了間際にも福岡県選抜にトライを奪われ1034で福岡県選抜が勝利。宮崎県選抜もバックスのすばやい攻撃でロースコアのゲームを目指したが、福岡県選抜の一次攻撃での縦突破、ラックサイドのアタックを止められず結果的に大差となった。
 

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 10月12日 第1試合(準決勝) 宮崎県 VS 福岡県
 
第2試合は、準決勝戦の長崎県選抜 対 佐賀県選抜との対戦
前半から長崎県選抜が優位に試合を進め、5トライ、2ゴールと290で前半終了。後半は攻守に圧倒する長崎県選抜を佐賀県選抜はしぶとくディフェンスするも2トライ、1ゴール奪われ410。佐賀県選抜は終了間際に敵陣で得た反則からペナルティゴールを狙い成功したが493で長崎県選抜が勝利。
【試合レポート】
前半開始早々、長崎県選抜のキックオフから佐賀県選抜がキックで敵陣に入り、バックスが長崎のフォワードの近場を攻めラックサイドを攻撃するもチャンスを生かせず。逆に長崎県選抜はペナルティから速攻を仕掛け、トライを奪う。その後も攻守に圧倒した長崎県選抜が試合を優位に進めた。特にバックスが縦に力強く突破し、相手でディフェンスの裏に抜け出してスピードに乗ったサポートプレーで次々とトライを重ねた。ただ、ハンドリングエラーが多く、チャンスを逃す場面も度々あったが、フォワードがブレイクダウンの攻防での激しいプレーやカウンターラックからターンオーバーしてトライに繋げる場面もあった。
後半も勢いに乗った長崎県選抜が個々の高い能力を生かして1対1に競り勝ってトライ。このまま一方的な試合になるかと思われたが、佐賀県選抜も粘り見せ、フォワードがモールドライブでビッグゲインして敵陣深くに攻め込む。その後は時的な雨風の影響があって両チームとも集中力が低くなり、反則が目立ったのが残念である。しかしながら力に勝る長崎県選抜がバックスのサインプレーからスピードに乗った鋭い突破で一気にトライを決め勝負あり。佐賀県選抜も終了間際にペナルティゴールを成功し何とか一矢報いた。
 

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 10月12日 第2試合(準決勝) 長崎県 VS 大分県
 
第3試合は、敗者戦の大分県選抜 対 熊本県選抜の対戦
前半は両チーム互角で熊本県選抜が1トライを奪い05前半終了。後半は熊本県選抜が3分にトライし010。その後15分に大分県選抜が1トライ1ゴールを奪い710。このまま接戦になると思われたが、熊本県選抜がバックス、フォワードが一体となって3トライ2ゴールを奪い724で熊本県選抜が勝利。
 

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 10月12日第3試合(敗者戦) 大分県 VS 熊本県
【総評】
今大会は台風の影響で日程を二日間と縮小したため、決勝戦を行うことができなかった。また、年々実力をつけている沖縄県が参加できなかったことは残念である。好天も危ぶまれたが無事、大きな怪我もなく終了した。
また、全国ジュニア・ラグビー大会の出場に関する代表枠を抽選のうえ、第一代表に長崎県選抜、第二代表に福岡県選抜に決定した。
今大会の印象としては、長崎・福岡県が一歩抜けているが全国大会に向けては、両チームともディフェンスの精度を上げるなど課題を整理し、再構築して臨んでほしい。また、大会の二日間を通して如何に自チームの「らしさ」を発揮できるかという点では、各チームとも特色は十分に出せた大会であった。
最後に12月に開催される全国ジュニア・ラグビー大会に出場する両代表の活躍を期待したい。
 

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 優勝 長崎県選抜
 優勝 長崎県選抜
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3位 宮崎県選抜
 3位 佐賀県選抜
最後に、今大会の開催にあたり選手、保護者、それを支える大会運営に御尽力いただきました熊本県ラグビーフットボール協会をはじめ関係者の方々にこの場を借りて御礼申し上げます。                 編集◎横尾 久己 (大会総務委員長)
 【参加チーム写真】
 

長崎県

 

大分県

長崎県選抜
大分県選抜
 

佐賀県

 

熊本県

佐賀県選抜
熊本県選抜
 

宮崎県

 

鹿児島県

宮崎県選抜
鹿児島県選抜
 

福岡県

 
福岡県選抜

組み合わせ/結果

 
             優勝:福岡県選抜、長崎県選抜
  10月13日                                              
          台風により、決勝戦が中止となり、両チーム優勝
  10月12日       10             34 41             3
       10 - 22        29 -  0  
        0 - 12        12 -  3  
  10月11日   7     24 10     31 31     5        
   0 - 12      3 - 19   19 -  0    

台風により、沖縄県が不参加となり、佐賀県の不戦勝

   7 - 12      7 - 12   12 -  5    
                 

 

 分

 県

 宮

 崎

 県

 熊

 本

 県

 福

 岡

 県

 長

 崎

 県

 

 鹿

 児

 島

 県

 沖

 縄

 県

 佐

 賀

 県

         
           0 -  5  
  10月12日                7 - 19  
7       24    
                                              敗者戦