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第1回レフリー ロンドン研修レポート

研修地  ロンドン市内
研修期間 平成29年3月17日(金)~3月26日(日) 10日間
人数 2名(山本 崇弘・岩元 輝久)
主な日程 3月17日:ロンドン着
3月18日:ロンドン観光・クラブ試合観戦
3月19日:クラブ15人制U-18レフリング
3月20日~23日:ロスリンパークインターナショナルスクールセブンズ大会参加
3月25日:ロンドン出発


Ⅰ クラブ15人制U‐18

 ロンドン郊外にあるCobham(コブハム)という街で地元のクラブチームのU‐18のカテゴリーで練習ゲームを担当しました。会場はグラウンドが3面とクラブハウスがあり非常に充実した環境でした。
 会場に到着したらすぐにチーム担当者にクラブハウス2階にあるバーに案内され、当日のゲームの予定を確認し、挨拶としてクラブのネクタイをいただきました。そして、レフリールームに通して頂き、ゆっくりと準備をさせていただきました。ゲーム前になると、クラブの案内役に声をかけて頂き、両チームの監督とキャプテンとゲーム前に確認し、午後1時にキックオフ。とても高校生とは思えないスピードとパワーとテクニックにレフリーが少し圧巻されました。つたない英語でも何とかプレーヤーに意思を伝えることができました。また、プレーヤーがプレーに真摯に向かいあっており、私の声や、ジャッジに素直に反応してくれました。ゲーム内容はホストチームであるCobhamが後半に圧倒してノーサイドを迎えました。
 ゲーム終了後、記念撮影をして私もその輪の中に入れてい頂き、非常に貴重な思い出を作ることができました。アフターマッチファンクションでは、クラブハウスの2階でビュッフェスタイルの料理と飲み物を準備して頂いており、両チームの関係者やプレーヤーとこの日のゲームについて語り合う時間を過ごしました。どの人も共通して、「今日も本当に楽しかった。レフリーをしてくれてありがとう」と言ってくれました。
 レフリーに対しての敬意が高く、このような人たちが楽しめる時間になるようにレフリーとしての責任は非常に重いものがあることを感じました。このような環境でラグビーを存分に楽しめる子供たちが非常にうらやましくも感じました。 

 

 

Ⅱ ロスリンパーク・インターナショナル・スクール7’sトーナメント  

 Hammersmith郊外にあるRichardson Evans Memorial Playing Fieldsで開催されたセブンズ大会に参加しました。この大会は3月20日から24日までの5日間で各カテゴリーに分けて合計1,700試合以上のゲームが行われる大規模な大会です。広大な芝生の公園に30面以上のコートが展開され、約5コート毎にコントローラーがついており、レフリーの割り当てもそのグループごとに割り振られていました。
 私たちは、20日から23日までの4日間参加し、約30試合ほど担当させて頂きました。レフリーの仕事としては、基本的な部分は日本と変わりないのですが、得点の管理まですべてを行うのがイギリスのスタイルだと教わりました。試合ごとにスコアカードが用意されており、そのスコアカードに得点を記入しながらゲームを進行し、試合が終わったらコントローラーに提出して仕事が終わりです。当然のことですが、すべてのチームが初見なので、どちらのジャージ―がどちらのチームなのかが分からないため、スコアを間違えないためにも色で最初に分別つける作業が大変重要でした。
 試合自体は、どのカテゴリーも日本の同カテゴリーと比較しても非常にレベルが高く、見ごたえのあるゲームも大変多く、レフリーとしても、一観戦者としても有意義でした。判定に関しては、プレーヤー、コーチ、保護者の誰もがクレームをつけることはなく、「Referee」とは呼ばず、「Sir」と呼称するのが特徴的でした。最初は、自分が呼ばれていると気づかずに聞き流してしまっていましたが、敬意を表して呼んでくれていることに気づき、より責任を持って誠意あるレフリングが必要だと思いました。
 あまり天気には恵まれず、雨や風に悩まされた大会期間中でした。そのため、グラウンドも試合が進むにつれ状況が悪くなり、最後のほうでは、田んぼのような状況の中で試合をしました。久々に泥にまみれながらラグビーと触れ合うことができました。
 最後に、3月22日にロンドンで発生したテロに対して、翌3月23日の正午に会場内の全員で1分間の黙とうを捧げました。私たちが滞在している期間で起こってしまった悲劇が、国民にとってどれだけ胸をいためることだったのかを改めて目の当たりにする出来事でした。日本国内ではまだこのようなテロの脅威にさらされたことがなく、経験がない雰囲気を体で感じる時間でした。

まとめ

 私自身、人生で初めての海外渡航が今回の研修でした。海外での生活やコミュニケーション、文化とのふれあいなど、すべて不安と期待であふれていました。実際に生活してみて、できることや、できなかったこと、新たな価値観など、様々のことに気づき、自分の中の尺度に変化をもたらすことができたと思います。海外にできたラグビーを通してつながった友人がこの世界で生活しているという感覚は、今後時間を増すごとに大きな意味を持ってくるように感じます。
 最後に、今回のこの研修の機会を与えてくださった関係者の皆さまと、ロンドン協会の皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。今回の経験を今後に生かし、レフリーとしての更なる成長につなげステップアップしていきたいと思います。

(文責:九州ラグビーフットボール協会  岩元 輝久)