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トップリーグ第10節〔12月9日〕/九州電力vsリコー/試合レポート

九州電力キューデンヴォルテクス
九州電力

 vs  リコーブラックラムズ
 リコー

 

地元九州、大いに沸く
九州電力の劇的な逆転勝利!!

2012年12月9日(日) 天候:曇り ベストアメニティスタジアム【佐賀県鳥栖市】

●13:00キックオフ
  九州電力キューデンヴォルテクスvsリコーブラックラムズ

写真
【マン・オブ・ザ・マッチ】九州電力キューデンヴォルテクス :松本允

 ここまで1勝のみの九州電力と、前節の試合で惜敗したリコーとの対決。両チームとも何としても勝ち星をあげたいところ。地元九州出身者が多い九州電力としては駆け付けたファンのためにも、満足のいく良いプレーを見せたい。

 前半は九州電力のキックオフで始まる。序盤は両チームとも積極的に攻め合う。
 5分、九州電力がPKからFB荒牧が速攻を仕掛けてトライ。(5-0)
 9分、リコーがラインアウトから大きく左右に展開し、最後はカットパスから2-1をつくってWTB星野のトライ。(ゴール成功5-7)
 16分には九州電力が、21分にはリコーがそれぞれ1本ずつトライを取り合う。その後は一進一退の攻防が続く。
 そして40分、九州電力が自陣ゴール前を粘り強く守り、一瞬の隙をついたFB荒牧がインターセプト。90m以上を独走してトライ。前半終了。(17-14)。

 後半は、巻き返しを図りたいリコーと前半のリードを生かしたい九州電力の攻防。
 7分、九州電力のSHブライスが危険なプレーで痛恨のシンビン。一人少なくなり大ピンチとなる。
 すかさずリコーは8分、ゴール前ラインアウトからHO森がそのまま持ち込んでトライ。(ゴール成功17-21)
 14分、リコーが九州電力のキックを受けて、NO.8ボークが中央突破し、最後はSO河野にパスをつないでトライ。(ゴール成功17-28)九州電力のディフェンスにほころびが見られた。
 人数が戻った九州電力は息を吹き返して反撃。長く敵陣で攻撃を仕掛け、29分、PKからフェーズを重ね、最後はWTB吉永が右隅にトライ。(22-28)
 最後の10分。両チームの気迫が激しくぶつかり合う。そして迎えた39分、九州電力が敵陣ゴール前で攻め込み、最後はFL松本が気迫のトライ。1点差にせまる。そして最後は大事なコンバージョンキックをCTBスィーニーが決めて逆転し、ノーサイド。九州電力が劇的な逆転勝利を収めた。(29-28)
 九州のファンは大喜びであった。

 マン・オブ・ザ・マッチには、逆転勝利につながるトライを見せた九州電力のキャプテン、松本允が輝いた。

(佐賀県ラグビー協会 青柳正文)


 

九州電力キューデンヴォルテクス リコーブラックラムズ
前半 後半   前半 後半
3 2 T 2 2
1 1 G 2 2
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
17 12 14 14
29 合計 28 
反則
6 4 PK 3 7
1 0 FK 1 0
11 合計 11

 


詳しくはトップリーグ公式サイトへ

記者会見

リコー

●リコーブラックラムズ
〔監督〕山品博嗣
 九州電力のすばらしいプレッシャーを受けてしまい、リコーのスタンダードをキープするような戦い方ができなかった。

〔主将〕小松大祐
 今日の九州電力はすばらしかった。その一言だ。我々は、前節と本日のゲームと二つの接戦を落としてしまった。接戦をものにできるよう、1からチームの気持ちの部分だったり、戦略だったりといった大事な部分を話し合い、次節に向け修正していきたい。

  「九州電力のすばらしかったところということだが、具体的には?」
  小松: 我々のアタックを研究してきていると感じる。我々が外に回すだろうということで、外のディフェンスがすぐに上がってきていて、2本ぐらいインターセプトされ、トライにつなげられてしまった。後半は、点差でプレッシャーをかけられてしまったということだ。九州電力のディフェンスがすばらしかった。
「『スタンダードがキープできない。』ということだったが、むしろ九州電力の方がミスが多く、リコーはディフェンス、ブレイクダウンなどで上回っていたように思う。結果的にスコアで及ばなかったということか?リコーの方に何かかけていたものがあったのか?」
 小松: 九州電力のパフォーマンスもよかった。我々のスタンダードはもっと高いところにある。コンタクトエリアを支配する等、根本的な準備の部分で、また戦うという「闘志」を含めて、いつものリコーのスタンダードから落ちていたと感じる。
九州電力

●九州電力キューデンヴォルテクス
〔監督〕平田輝志
 正直に勝てたことが嬉しい。前節NECとの試合で動けていない部分、コミュニケーション力が試合中に落ちている部分があり、今週はそうした部分を厳しく選手に伝えてきた。選手も自発的にコミュニケーションを図り、いい練習ができてきた。もう少しうまく戦えた部分もあったかと思う。結果的に勝ち点5を取れたことは今の順位から見てもとても大きい。ここで満足することなく、今日の試合の課題、修正すべき点を来週から修正し、もう1つ2つ勝ち星を積み上げられるようがんばりたい。  


〔主将〕松本允
 前節NEC戦の大差での敗戦後、残りの試合数から見ても、チームとして厳しい状況であった感じた。今年のチームは若い選手も多く、「絶対勝つんだ」といった意識でいくとプレッシャーになる選手がみられるので、試合前も「やることははっきりしている。80分間楽しもう。」と言葉をかけた。選手たちとリラックスして一緒に試合に入ることができたおかげで、前後半通して厳しい時間帯もあったが、一人一人がきれることなく、80分戦い続け、最高の形で試合を終えられた。まだまだハードな試合が続くが、1つ1つの試合を、チャレンジを楽しみながら戦っていく。 

  「かなりミスが多く、嫌な流れだったが、何を選手間で話したのか?何が逆転につながったのか?」
 松本: 時間帯や点差をあまり意識しないよう、チームが焦りを持たないよう「自分たちがやってきたこと、やれること、やらないといけないことをしっかりやろう。」と声をかけた。敵陣に入り、プレッシャーをかけて、ボールを奪い返したところでトライを取り切るまで継続する、というシンプルなことを明確にした。
 平田: 簡単に言うと、前節に比べて、がんばらなければならない時間で持ちこたえられたということだ。リコーは後半10分から20分にかけて得点することが多いチームなので、その苦しい時間帯、リコーが最も勢いのある時間帯を、シンビンが出ながらも何とか精神的に持ちこたえられた。NEC戦での敗戦から学んだことが今日の試合につながったということで、1つの大きな成長だ。そこで大きく崩れなかったことが最後の攻撃、逆転勝利に結びついたということではないだろうか。
「佐賀工業高校のOB選手2名の今日のゲームでの評価?」
 平田: 進藤選手に関しては、シーズンはじめから注目する選手としてあげていた。今最もプレイヤーとして成長している。若い頃より今が確立している。監督である私の信頼は揺るがない。松本主将と共にFWの精神的支柱となっている。この高いプレーのパフォーマンスを自分で維持・管理、コントロールしていけばまだ長くやれると思う。
吉浦選手に関しては、これまでの努力が今年花開いたということだ。派手なプレイヤーではないが、身体を張ったプレーがよい。チームに欠かすことのできないプレイヤーになっている。
「監督として、現時点での勝ち点・順位等の「数字」についてどのような評価をしているのか?勝つことの重要性、必要性とは何か?」
 平田: うちの選手は具体的な数値を掲げすぎるとプレッシャーに感じてしまい力を発揮できない面があるので、そうした話は極力避けてきた。そこで「勝つ」というよりも「4トライを取りに行く」といった言葉に置き換えて、話をしてきた。先週初めてミーティングで選手達に「目の前の1試合を勝つということの重要さ、勝ち点4を取ることの重要さ」について話をした。こうした話をすることは、監督の私にとってはギャンブルでもあったかもしれない。今シーズンのこれまでの10試合の中で最も「勝つことの重要性・必要性」を選手達に伝えてきた試合だった。「勝つことの重要性・必要性」、それは勝ち点4だ。この試合で勝ち点4をとった時、とらなかった時の今後の影響について選手に話すかどうか迷ったが、このまま選手を奮起させずにシーズンを終えていいのかと決断し、話をした。我々がトップリーグに居続けるために。残留に向けて大きな1勝だ。
「インターセプトはねらっていたものか?」
 平田: うちのディフェンスが機能すれば、当然起こりうるプレーだ。システム通り、選手が遂行してくれた結果だ。

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【前座試合】佐賀工業高校vs高鍋高校