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第51回全国大学選手権大会2ndステージ1回戦〔12月14日〕/帝京大学vs天理大学/試合レポート

平成26年12月14日(日) 天候:晴れ レベルファイブスタジアム【福岡】

●14:00キックオフ
  帝京大学vs天理大学

 大学選手権セカンドステージ第1戦、Aプールの帝京大学vs天理大学のゲームはレベルファイブスタジアムに1,319名の観衆を集め行われた。
 帝京大学は昨季まで大学選手権を5連覇し、今季は更なる充実を見せている。一方天理大学は若い選手が多くシーズン後半に調子を上げてきた。天理大学が帝京大学にどれだけ肉薄するかに興味が持たれる一戦となった。

 14:00に藤内有己レフリーの笛でキックオフ。帝京大学は開始4分、相手陣22mライン付近でのノックオンのボールを確保し、フェイズを重ねゴールラインに迫ると、ラックからタイミング良く出されたボールを受けたSO松田がラインブレイクし先制のトライをあげる。
 しかし、天理大学も10分に自陣からの攻撃でCTBジョシュア・ケレビがディフェンスラインを突破し、ゴール前に迫ると帝京大学がノットロールアウェイの反則を犯し、このPGをSO斎藤が決め点差を詰める。
 帝京大学は16分に相手ラインアウトのボールをターンオーバーすると、フェイズを重ね前進し、22mライン付近中央のラックから右に展開し、ワイドに位置したWTB尾崎にパスが渡りトライ。19分にも相手陣のマイボールラインアウトから、ボールを確保して前進し、ゴール前右中間のラックから、右に展開してWTB尾崎がトライをあげ、17-3と点差を広げる。
 その後、地域的には帝京大学が優位に立つものの、天理大学の厳しいディフェンスに遭い、反則やパスミスを繰り返し得点に至らない。体重差があるスクラムでも天理大学は健闘し、マイボールの確保に成功した。結局19分以降双方に得点なく、17-3で前半を終了した。

 前半は天理大学の健闘が光った。厳しいディフェンス、またブレイクダウンにおけるボールの争奪にも果敢に挑み、帝京大学に簡単にボールを支配させなかった。また、セットスクラムでマイボールを確保できたのも前半の接戦に繋がったと思われる。帝京大学はやや受けた感があり、思った様に得点出来なかった。しかし、天理大学の攻撃をノートライに封じ、また相手のミスに乗じトライを奪う集中力は流石と思わせた。天理大学の気迫が上回るか、帝京大学が対抗戦で見せた爆発的なチーム力を発揮するのか、興味深い後半となった。

 後半9分、帝京大学はゴール前5mでのマイボールラインアウトのボールを相手に与えるが、相手にノックオンがありボールを確保する。そのボールをフェイズを重ねゴール前まで前進すると、ロックの金がラックサイドを突きトライ。
 13分にはマイボールスクラムからバックスに展開し、22mライン中央付近のラックから出たボールをSO松田が相手ディフェンスラインの裏にキックを転がし、CTB森谷がこのボールキャッチしトライ。
 また、18分には相手陣ゴール前5mのラインアウトにおいてボールを確保すると、連続してラックからサイドを突きトライを奪いにかかるが、天理大学の厳しいディフェンスに遭いなかなかゴールラインが割れない。しかし最後は、天理大学の外のディフェンスがやや甘くなった隙を突き、SO松田からCTB森谷にパスが渡りトライをあげる。
 その後両チームに得点無く、36分に帝京大学が右サイドの22mライン付近のラインアウトからゴール前に迫り、サイド攻撃を繰り返した後に、ゴール前5m中央のラックから左に展開しCTB森谷がトライをあげた。終了間際、天理大学も1トライを奪うべく攻めたが、帝京大学の堅実な守りを崩すことは出来ず、ノーサイドとなった。

 43-3と帝京大学にとっては危なげのないゲームであったが、天理大学の厳しいディフェンスが、最後まで観客を引きつけたゲームであった。
 天理大学は若いプレーヤーも多く、残り2試合が大いに楽しみである。帝京大学は対抗戦を制したような、圧倒的な力を発揮することは出来なかったが、堅実なディフェンスやトライを奪うときの集中力には連帯感の強さを感じさせる。次戦では今日のゲームでの課題を修正し、調子を上げて来るものと思われる。

帝京大学 天理大学
前半 後半   前半 後半
3 4 T 0 0
1 3 G 0 0
0 0 PG 1 0
0 0 DG 0 0
17 26 3 0
43 合計 3
反則
5 3 PK 6 3
1 0 FK 1 0
9 合計 10

 


詳しくは日本ラグビー協会公式サイトへ

記者会見

天理大学

●天理大学
〔監督〕小松節夫
 今日は日本一の帝京大学さんということで、どのくらいできるかという気持ちでチャレンジをしたが、通用するところと通用しないところがあった。
 通用したところというのは、帝京大学さんの重たいFWのパワープレーに対して、ひるむことなくディフェンスができたと思う。ただ、思っていた以上に帝京大学さんのディフェンスもすばらしくて、なかなかうちのアタックが継続できずにトライを取れなかったことは、すごく残念だった。
 セカンドステージは残り2試合あるので、気が付いた課題をしっかりと修正して次の試合に挑みたいと思う。  

〔主将〕斉藤遼太郎
 本日は監督もおっしゃったように、日本一のチームにチャレンジしていくという中で、前半の入りから体を当てることができ、低く天理の持ち味であるタックルにもいけ、ブレークダウンのとこでもファイトを出しきれた。その中でもやなり帝京大学さんのフィジカルやパススキルなどで前進されディフェンスの穴を破られてしまった。
 あと2試合あるので、下を向かずにチャレンジ精神を持って戦っていきたいと思う。

「監督が言われた通り、今日のディフェンスはすばらしかったと思うが、帝京大学を破る(勝つ)ための策は、どういったことを考えていたのか?」
  小松: やはりしっかりとディフェンスにいくことで、いつも相手が取れているようなモールやパワープレーを抑え僅差でついていき、そこで後半勝負に持ち込んでその後半20分くらいのところでまた点差的な勝負ができていれば、相手が少し慌ててくれるかなというような思いでいたが、なかなかそうはいかなかった。
「3年前の決勝の相手ということだったが、何か意識されていたことはあったのか?」
小松: 公式戦ではそれ以来の再戦であったが、その中で帝京さんはずっと連覇を重ねられてFWとBKのバランスが取れたすばらしいチームになっているということで、その時と比べて我々がどれだけ成長しているのかという目で見ていたが、そういう意味でいうとパワープレーに対して少し抵抗できたかというところで、しっかりと成長しているなと感じた。
また帝京大学さんがどの辺の位置にいるのかと思いながら、我々の立ち位置を確認した。
今の印象としては、何とかもう少しこちらもしっかりと鍛えれば、もうちょっと対応できるそういうチームが作れるのではないかという可能性を見出せたようなそんな気がした。
「実際にフィールドで戦って、かなり相手にプレッシャーをかけたと思うが、帝京の凄さというのは、キャプテンから見てどういう風に見えたのか?」
斉藤: 15人全員が同じ意識で、やろうとしていることを意思統一してやっているところで、それプラスフィジカルの強さで前に出られるところ。

帝京大学

●帝京大学
〔監督〕岩出雅之
 大学選手権に入ったので、ここから少しでも成長しながら1試合1試合積み上げ、より強いチームになっていきたいなと思うと同時に、優勝に向かって頑張っていきたいと試合に臨んだ。
 1回戦天理大学の情報をあまり持っていなかったが、なかなかしぶといディフェンスとラック、モールで、我々も気を引き締められる思いでハーフタイムを迎えた。その天理大学の好プレーに敬意を表するとともに、我々もそういう相手のプレーによってもう少し気を引き締めた状態の中から、ゲームを大切にする気持ちを持たせていただいたし、前後半を通してまだまだ甘いところもあるが、次にしっかりと繋がっていくゲームだったのではないかと思う。
 次は朝日大学になるが、今日の法政との試合を見るかぎり、一生懸命で真面目なチームで、しっかりと全員が頑張ってタックルにいき頑張って走っていたという印象を受けた。そういう姿勢に負けない厳しさと姿勢を持った中で来週はしっかりと戦いたいと思う。

〔主将〕流大
 本日の試合、大学選手権のスタートであるとして帝京大学としては、一つ一つのプレーをしっかりと積み上げて厳しいプレーをしていこうとゲームに臨んだ。
 しかしながら、天理大学の気迫あふれるタックル、ブレークダウンに本当に多くの時間を受け身に回ることになった。この試合を通して本当に相手の大学さんによってもう一度自分達の足元を見つめ返す機会になったと思う。結果として勝利は得られたが、本当に自分自身も含めチームとしても甘いプレーがあり、本当に反省材料が多い内容になった。
 気迫やファイトという部分を天理大学さんに学ばせてもらったので、それを次の朝日大学戦からのそこから続く大学選手権に活かしていきたいと思う。

「いくらかミスも目立ったかと思うが、相手の気迫ということも含め、そのミスが多かった原因、修正できた部分と最後までうまくいかなかった部分とを具体的に?」
  岩出:  ブレークダウンではなかったかと思う。ブレークダウンで反則すれすれというようなところでのプレーに対して恐れずにきたということなんじゃないかなと思う。そこに対して我々が少し優しかったかなと、戦う姿勢になっているつもりでも、まだそこをコントロールしていくような厳しさが今日はちょっとのんびりしていたんじゃないかと思う。あとはいくつか細かいところはあるが、一番はそこに尽きると思う。
「バックスタンドで名前を掲示されていたが、誰がやってくれていたのか、どんな気持ちであったのか?」
  流: たぶん荒尾高校の在校生がやってくれていたと思う。僕自身最初は気がつかなかったが、後半入っていく時に【まちのたいじ】と僕の名前【ながれゆたか】を抱えていてくれていたことに気付いた。荒尾は熊本だが母校の徳井先生も一緒に全員観にきてくださった。その中で試合ができたことは本当に嬉しく思うが、もうちょっと自分達の帝京として厳しいプレーや、やってきたことを出せる試合にしたかったというのが今の本音。

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