トップリーグ第2節〔1月19日〕/宗像サニックスvsリコー/試合レポート

TopLeague

宗像サニックスブルース vs リコーブラックラムズ

宗像サニックス
リコー

2020年1月19日(日) 天候:くもり レベルファイブスタジアム【福岡】

14:00キックオフ

マン・オブ・ザ・マッチ

【マン・オブ・ザ・マッチ】
リコーブラックラムズ:No.8 松橋周平

宗像サニックスブルース リコーブラックラムズ
前半 後半   前半 後半
0 1 T 1 1
0 1 G 1 0
0 0 PT 0 0
2 1 PG 2 0
0 0 DG 0 0
6 10 13 5
16 合計 18
反則
PK FK PK FK
6 0 前半 8 0
2 0 後半 8 0
8 0 合計 16 0

記者会見

宗像サニックスブルース

〔ヘッドコーチ〕コーリー・ブラウン
13点のビハインドから持ち直したのはよかった。後半は、改善が必要だったブレイクダウンとキャリィの部分はうまく修正できた。エキサイティングな我々の目指しているラグビーを試みたが、結果的には実らなかった。
次節は規律の部分を修正して無駄なペナルティを出さないようにしたい。

〔ゲームキャプテン〕屋宜ベンジャミンレイ
前半で重なったペナルティから3点を刻まれたことが後半にひびき、点差的にはタイトなゲームになってしまい、点を取りきれなかったことが非常に悔しい。

宗像サニックス

――ゴール前で何度もミスが起きた要因は?

コーリー・ブラウン 個々の役目・役割がうまくできていなかった部分だと思う。試合のビデオを見返して、次に向けて修正したいと思う。

――チップキックを多用していたのは戦略的なものか、もしくは個々の判断か?

コーリー・ブラウン バックラインは、パス、ラン、キックの3つの武器を磨いている。チップキックはスペースがあれば効果的だが、うまくいく時もあればディフェンスのカバーでうまくいかない時もあるので、そこもビデオを見返し修正して伸ばしていきたい部分である。

――スクラムハーフの藤井選手が2試合連続で先発したが評価は?

コーリー・ブラウン 彼は19歳だがとても上達してきている。プレシーズンで頑張って結果を残し、先週の試合でも良いプレイをして自身の力でポジションを勝ち取っている。ブレイクダウンに入るスピードとパススピードが良くて、19歳にしては凄くタフな選手である。試合に出ることによって更に良くなると思っているし、今日は相手からプレッシャーを受けていたが、ひとつ学ぶことができたのではないかと思う。

屋宜ベンジャミンレイ 年齢は若いが、ひとつひとつ自信を持って判断しいる。パスのスピードも速く、チームが目指しているスピードラグビーのスタイルにマッチしている。試合で経験を重ねて更にステップアップしていい選手になって欲しい。

――ジェームス・ムーア選手が先発したがパフォーマンスはどうだったか?

コーリー・ブラウン ワールドカップでハードワークしたことと、両肩をかなり痛めていたので、長めのリカバリ期間を設けた。徐々に試合に慣れて良くなって欲しい。


リコーブラックラムズ

リコー

〔監督〕神鳥裕之
開幕戦で殆どやりたいことをやらせてもらえなかったところでの2戦目だったので、何としても勝利したかった。まずは勝てたことでほっとしている。
内容に関してはまだまだレベルアップしなければならないところが沢山あり、勝負どころで点差を広げることができず、終始厳しい点差での試合運びとなってしまったことも改善しなければならない点である。ただ勝利できたことは我々にとっては喜ばしいことなので次戦に繋げていきたいと思う。

〔共同キャプテン〕松橋周平
勝ててよかった…。今日の試合が今後のトップリーグの結果を大きく左右すると思っていたので、一週間いい緊張感の中で準備をしてきた。そこが最後に勝利を導いてくれただけであって、内容としては決してよくなかった。
前半の10分はリコーのラグビーをし、80分間切らさずに容赦なくサニックスを打ちのめす、というイメージで試合に臨んだが、サニックスもいいメンバーが揃っていて、何もない状況からトライを生んでくるところで、スイッチオフしてしまい、そこを突かれて得点されるシーンが多々あった。こういう試合をしてしまうと、これから戦う強い相手にそこを突かれて得点に繋がれてしまうので、こういうことはあってはならない。
もう一度この一週間、自分達のラグビーがどういうものであるかをしっかり皆に認識させ、次のヤマハ戦に向けていい準備をしたい。

――サニックスのジェームス・ムーア選手の復帰戦だったが特にアタック面で気を付けたことは?

神鳥裕之 ムーア選手ひとりという訳ではなく、サニックス自体が昨年と比べても大きくメンバーも変わり、フォワードに多くの外国人選手も入ってきているので、スクラム、ラインアウトのセットプレイでは厳しい戦いになるのではないかと予想をして準備してきた。

――日本のラグビー界が盛り上がっているが、ワールドカップ後の心境は?

松橋周平 皆さんもご存じの通り、昨日もトヨタとパナソニックの試合はトップリーグ史上最多の観客動員数だった。僕自身はワールドカップのメンバーには入れなかったが、もし僕がワールドカップに出ていたらもう少しリコーの観客が増えていたかもしれないが…(笑)。今の僕達がやれる事は試合で感動を与える事だと思うので、その気持ちをプレイに出していい試合をしたい。リコーブラックラムズのファンだけではなく、ラグビーファンを増やしていきたい。

――今日の試合が今後に重要であると言った心境は?

松橋周平 先週はホンダに自分達の強みを消されてしまい、何も出せずに負けてしまった。混乱してしまった中で次に繋げるために必要なのは勝ちしかないと考え、この一週間は今後に大きく影響を及ぼす試合になると感じて取り組んだ。

――次戦のヤマハはセットプレイが強いが、今日の結果を踏まえての修正点は?

松橋周平 セットプレイはお互いに強みにしているので、負けずに勝負していきたい。プレッシャーをかけ続ければ、ヤマハのスタイルが崩れてくると思う。今年のヤマハはボールを動かすチームになっているので、今日の様にスイッチオフすることはあってはならい。80分間全員が集中して同じページを見てアタックできるかというところが、非常に大事だと思う。


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