トップリーグ順位決定戦2回戦〔12月8日〕/コカ・コーラvs日野/試合レポート

TopLeague

コカ・コーラレッドスパークス vs 日野レッドドルフィンズ

日野

平成30年12月8日(土) 天候:くもり ミクニワールドスタジアム北九州【福岡】

11:30キックオフ

コカ・コーラレッドスパークス 日野レッドドルフィンズ
前半 後半   前半 後半
1 4 T 4 2
1 3 G 4 1
0 0 PT 0 0
1 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
10 26 28 12
36 合計 40
反則
PK FK PK FK
4 0 前半 4 0
4 0 後半 4 0
8 0 合計 8 0

記者会見

コカ・コーラレッドスパークス

コカ・コーラ

〔ヘッドコーチ〕アール・バー
選手はベスト尽くしたが、結果的にチームとして負けた試合になってしまった。
反則も多く、インターセプトによるトライも2つあり、相手にスコアを重ねさせてしまった。
ここからまたポジティブに修正して、次戦に向けてやっていきたい。

〔ゲームキャプテン〕桑水流裕策
負けた原因と言うのは自分達のミスだと思う。
来週に向け練習中からミスを減らし、しっかり修正して臨みたい。

――ミスと言う話がヘッドコーチからもゲームキャプテンからも出たが、そのミスが生まれた原因と思われる部分は?

アール・バー 選手の集中が切れて、そういったミスが増えていったように思う。
自陣の22m内から出る時に一度ラックを作り、そこからキックで前進するといったシンプルなプランだったが、そこでミスが起こったのは集中の問題。
トライを取られたインターセプトも相手のプレッシャーを受けてしまい、ワイドに展開させない相手の作戦が上手く行っていたと思う。

桑水流裕策 ミスした原因として、入れ替え戦は決定しているがゲームのプレッシャーと勝たなければならいないという気持ちが、少し前がかりになってしまった部分があったと思う。

――ワイドの展開をするのがレッドスパークスのスタイルだと思うが、ミスが多かった前半を踏まえ、後半は戦術を変更するといった事は考えなかったのか?

アール・バー 前半はプレッシャーを受け、自陣にいる時間が長かったのでキックを使う事が出来なかった。後半は使う事が出来てスコアできるチャンスも多くなったが、ディフェンス的には簡単にスコアされるなど問題があった。
後半は、我慢しながら良いセットも出来る様になってきたので、戦術の変更というより敵陣でしっかりプレーするように指示した。

――今日の試合の中で、これが無ければと言う点は?

アール・バー 自陣での反則と、インターセプトからの2トライだ。

――なかなか勝てない厳しい状況だが、残り試合数も限られる中どの様にチームを立て直すのか?

アール・バー レッドスパークスの選手の良いところは、負けてはいるが勝利へ努力するところだと思う。次戦に向けてミスを減らし、備えていきたい。

――今シーズン勝ちが無い事がプレーの焦りやミスに繋がっているというのは、実際にプレーしていてあるのか?

桑水流裕策 自分達がやろうとしている事へしっかりコミットできれば、トライも取れてディフェンスもしっかり入って勝てるとみんな感じている。
負けが続いていて気持ちは落ち込むが、自分達がやってきた事を信じているので、自分自身はプレーヤーとして感じてはいない。
今日も負けてしまったが、来週に向けてしっかりフォーカスして行きたい。


日野レッドドルフィンズ

〔監督〕細谷直
まずミクニスタジアムで初めて試合するにあたって、素晴らしい環境で行えた事に感謝したい。
前節の負けにより入れ替え戦も含めて決定した試合で、2年前に負けたレッドスパークスとの戦いに、我々の強みをゲームの早い段階から出せて行けるか。すなわちフォワードがゲームを支配しながらスペースを作り、バックスがそこでスコアできるかどうかがテーマだった。
ディフェンスは、相手のワイド攻撃にどれだけ規律を守りながら接点でファイト出来るかがテーマとしてあった。出来たところと出来なかったところがあったが、この試合に関しては、まずは勝ったという事が良かった。
課題をしっかりもらったので、次の試合に向けて時間は無いが、最後の試合のつもりで準備したい。

〔主将〕村田毅
素晴らしいスタジアムでプレー出来て、関係者方々へ感謝したい。そしてアウェーや負け続けていたにもかかわらず、根気強く応援してくれた皆さんにも感謝したい。
カップ戦も含め連敗して自信を無くしている部分もあったので、内容はともかくこの勝利出来た事は良かった。我慢強くディフェンスし、そこから良いランナーでスコアするといった自分達の形を出せた事が勝因だと思う。
これで次戦、その次を負けると全く意味が無いので、残りの試合を勝つ為にもう一度チーム引き締めていきたい。

日野

――最後の4点差に迫られた後のスクラムの判断については?

村田毅 残り2分でフォワードとコミュニケーションが取れていたので、スクラムにした。結果ペナルティを取れたが、最終的には相手にスコアされてしまった。
その判断に関してはチームで振り返って話し合いたい。

――最後にあのような我慢の展開があっての勝利の瞬間の気持ちは?

瀬川智弘 電光掲示板(スコア・時間)も見えていたので、相手との点差も縮まり心臓に悪かったが、みんながやる事を明確に一つの方向に向いていたので、どういう判断をしようと100%やりきってくれると思っていたから不安は無かった。

――来週の試合、更に入れ替え戦があるが、これまでのトップリーグの試合の戦いを振り返って現時点でチームをどのように評価しているか?

細谷直 良いゲームと悪いゲームが極端な試合が多かったと思う。10連敗したが戦える時間も多くあったという事と、接点またはセットプレーにおいては、トップリーグでも十分戦って行ける自信のシーズンだった。
しかし全体のゲームマネージメント、試合の運び方、ギアをトップに入れるタイミングが選手間でバラバラだったりする点が上位チームとの違いで、そこを突かれた時にチームとしての連携が寸断されるというところが大きな課題。そこを克服しないと、トップリーグでトップを取る事が出来ないと思う。

――プル選手のインターセプトからのトライがチームに与えた影響は?

細谷直 あのプレー自体はラッキーで、相手チームが崩れるような事は無かったが、試合全体を通してプル選手は勇気を与えるプレーをしてくれた。その中のプレーの一つではあったと思う。
何度もターンオーバーしたりラインブレイクしたりする彼のプレーがチームにとって必要で、交代も考えたが難しかった。

――次の試合、入替戦は大切になると思うが、どのような思いで臨むか?

村田毅 次の試合が最後のつもりで臨みたい。先週、東芝戦に負けた後からトップチャレンジリーグを注視するようになり、次戦に勝利する事が大事だとチームみんなが感じている。相手も当然思っている事だと思うが、我々の方の思いが上回っている。
何としてもトップリーグに残るために、いい準備をして臨みたい。


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フォトギャラリー

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