トップリーグ入替戦〔12月23日〕/宗像サニックスvs栗田工業/試合レポート

TopLeague

宗像サニックスブルース vs 栗田工業ウォーターガッシュ

栗田工業

平成30年12月23日(日) 天候:雨 ミクニワールドスタジアム北九州【福岡】

13:00キックオフ

宗像サニックスブルース 栗田工業ウォーターガッシュ
前半 後半   前半 後半
5 6 T 0 0
5 5 G 0 0
0 0 PT 0 0
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
35 40 0 0
75 合計 0
反則
PK FK PK FK
1 0 前半 5 0
4 0 後半 1 0
5 0 合計 6 0

記者会見

栗田工業ウォーターガッシュ

〔監督〕山田紘也
「本日はこの様な場をいただきまして、ありがとうございます。」
トップイーストリーグからトップチャレンジリーグに今季初昇格し、4位以内という目標を立ててやってきた。その目標を達成した後に更なる目標設定はしっかりしてきた中で、今日トップリーグチームのサニックスと戦ってみて、力の差を感じたというのが率直な感想だ。
今日の結果を踏まえ、2019年はトップチャレンジリーグでしっかり戦い、もう一度この場に帰ってきたい。

〔主将〕中島拓也
今日の試合は、栗田として自分達のラグビーがどれだけトップリーグのサニックスに通じるかと意識してやってきたが、点差がかなりついてしまった。(自分達のラグビーは)まだまだだなと実感している。
初めてトップチャレンジリーグに参戦し、トップ4という成績でトップリーグのチームと試合が出来たというのは、貴重な経験だった。
この機会を生かし、来年度も昇格に向けて頑張っていきたい。

栗田工業

――力の差を感じた部分は?

山田紘也 セットプレーとブレイクダウンに関して力の差を感じた。今年昇格したトップチャレンジリーグに備え、コンタクトの部分は重点的に強化してきた。
今までトップリーグのチームと公式戦で対戦した事が無く、やはり接点の部分での差を感じた。

――前半の30分過ぎからセルフコントロール出来ない選手が見受けられたが、そう言った規律の部分でチームとしての反省点は?

山田紘也 今季ファーストリーグの目標を達成した後、試合のスタッツを見るとペナルティの数が多かった。 規律の部分にフォーカスしてきたが、サニックスの圧力の方が勝っていたために、規律が守れなかったというのがあった。
(PK数 前半:栗田工業・5、宗像サニックス・1。後半:栗田工業・1、宗像サニックス・4)

――今日の試合を通じて、体感としてのトップリーグチームとの差は?

中島拓也 今日の試合を通して、栗田工業とサニックスとの差は個々の強さもあるが、プレーの精度も差を感じた。
今年1年ディフェンスに関して意識してやってきたが、今日の様な個々が強い相手だと、後手後手に なってしまうというところがレベルの差だと思う。

――今後の強化予定、例えば何年までにトップリーグに昇格するという目標があるのか、今後補強する予定はあるのか?

山田紘也 我々のチームは仕事とラグビーの両立が基本となっている。 選手、スタッフのそれぞれの職場環境がバラバラであるのを、まず変えるということを来年度会社側に要求している。 ただし、全ての時間をラグビーに費やすのではなく、仕事はしっかりやりながらまず、職場の環境を整えていくということ。 外国人選手の強化に関しては、会社側も積極的にバックアップしてくれる。 そこに関してはしっかり話し合っていきたいと思う。
トップリーグ昇格に関しては、トップイーストからトップチャレンジリーグに昇格したのを初年度として、会社の事業計画も5年というスパンで強化していく予定になっている。 具体的には2022年にトップリーグ昇格を目指している。


宗像サニックスブルース

宗像サニックス

〔監督〕藤井雄一郎
今日は来シーズン、トップリーグでプレー出来るかが一番重要な試合だった。失点も0に抑える事ができ、雨の中という状況でしっかりボールを動かす事が出来たと思う。

〔主将〕杉浦敬宏
「本日はありがとうございました。」
今日はセットプレーも良く、個人個人が自分の仕事をしっかりしてくれた事がこの様な結果となり、来シーズンもトップリーグで出来るという事を嬉しく思う。

――今期苦しい戦いだったと思うが、シーズンを振り返ってどうか?

藤井雄一郎 シーズン前半にエスターハイゼンを代表招集で欠き、選手起用のプランが思うようにいかなかった部分があった。 後半にかけてスクラムなども安定しだし徐々にチーム力も上がってきたが、やはりセットプレーなどで相手チームに付け入られる場面もあり、なかなかゲインできる所が少なかった。 11月にエスターハイゼンが復帰し、ボッシュとライアンの加入もあり、前半苦しんだ部分を抑えられたと思う。 ポイントで言えば、前半は0ポイントであったのが直近の3試合は9ポイント獲得できた事を考えると、苦しんだとは言えしっかり課題を洗い出せ、最後は勝利に結びつける事が出来た。 そういう意味では、尻上がりに良くなっていったシーズンだった。

――今シーズン限りで監督を退任すると報道されているが、今後の予定は?

藤井雄一郎 今期、サンウルブスや日本代表に帯同する中でサンウルブスのGMの要請があった。 (サニックスブルースの監督と)兼務となると双方に迷惑が掛かるといけないが、幸い来期のトップリーグは休止期間があるのでその間は代表に帯同する事になっている。

――日本代表に専念するにあたって、藤井監督の思いは?

藤井雄一郎 半ば無理やり連れて行かれるような形なんだが。(笑) 私がサニックスを引退した時に、現日本代表監督のジェイミー・ジョセフがトップリーグでコーチを共にやって欲しいと言ってきたが、断った経緯があった。 ずっと要請を断ってきたが、今回ジェイミーの強い思いと、実際に本人が大変苦労している事も知っているので熟慮した。 自分が本当に必要なのであれば大変名誉な事なので、しっかり見極めてもらい、来期サニックスがトップリーグに残る事が出来れば帯同すると決心していた。
やるからにはベスト8に行けるように、自分のやれる事をしっかりやっていきたい。

――チームとして攻撃的なキックを選択するようになったと感じたが?

杉浦敬宏 対戦相手にもよるが、相手のフォワードが大きければボールを裏に蹴って相手を消耗させ、プレッシャーを掛けながらボールを奪うところまで出来るか。 そこまで出来るようになることが重要だと思う。

――チームとして1月のトップリーグカップ戦が続くが、指揮系統はどうなるのか?

藤井雄一郎 私自身は1月7日よりチームを離れる事になるので、実戦を踏まえて現在残っているスタッフに全て渡していこうと思っている。

――最後にキャプテンから監督に贈る言葉を

杉浦敬宏 サニックスの選手の中で、自分が一番長く藤井監督とラグビーをやってきた。 日本代表に行くからにはベスト8を目指して頑張って欲しいと思う。


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