トップリーグ第4節〔3月13日〕/宗像サニックスvsトヨタ自動車/試合レポート

TopLeague

宗像サニックスブルース vs トヨタ自動車ヴェルブリッツ

宗像サニックス
トヨタ自動車

2021年3月13(土) 天候:くもり時々晴れ グローバルアリーナ【福岡】

13:00キックオフ

マン・オブ・ザ・マッチ

【マン・オブ・ザ・マッチ】
トヨタ自動車ヴェルブリッツ:No.7 マイケル・フーパー

宗像サニックスブルース トヨタ自動車ヴェルブリッツ
前半 後半   前半 後半
2 3 T 7 2
1 1 G 7 1
0 0 PT 0 0
0 0 PG 2 1
0 0 DG 0 0
12 17 49 12
29 合計 61
反則
PK FK PK FK
6 0 前半 3 0
3 0 後半 7 1
9 0 合計 10 1

記者会見

宗像サニックスブルース

〔ヘッドコーチ〕コーリー・ブラウン
最終的なスコアについては残念だ。
前半はペナルティーを多く出したことで自陣から抜け出せなくなった。
そこで自陣でのプレー、モールでのプレッシャーを受けスコアを与えた事、自陣にいることで難しくなった。
良かった点は、後半ポジティブに勢いづけて自分たちのプレーをする事が出来て嬉しかった。
他にはポジティブに80分間戦い続けた事、先週サントリー戦で出来なかったゲームプランの遂行が個人個人ではなく、まとまってチームとしてプレーが出来た。

〔キャプテン〕福坪龍一郎
「開催にあたって各関係者の皆様ありがとうございました。」
ホームのグローバルアリーナで勝ちたかったが、このような結果になり非常に残念だ。
前半、自分達のペナルティーでそこからのラインアウト・モールをフォワードが止めら切れなかったことで、このような結果になった。
後半は風上で敵陣にてボールをキープし、自分達のラグビーが出来た。
今後いかに80分を通して自分たちのラグビーをやるのか、時間をうまく使うか、今何をするべきか、チームで併せてやっていく。

金堂 礼 選手
今日のゲームプランは敵陣でプレーすることだったが、前半は敵陣に行けなく自陣に張り付けで失点に繋がってしまった。
後半は接点でしっかり身体を当てたことで、接戦に繫がった。

宗像サニックス

――前半、特に反則が多かったが具体的にどこが良くなかったか?また、4試合を終えてチームとして思い通りに出来ている点と、改善点は?

福坪龍一郎 初戦のクボタ戦からペナルティーは規律を守ろうと意識はしているが、今日もオフサイド・ノットロールアウェイを犯した。練習から厳しく意識しているが、ゲームで起こるのはまだ足りないということなので、しっかりと改善していく。

金堂 礼 前半、ジャッカルの場面で2回ペナルティーを取られ、レフリーは自立してないとのこと。フィフティーフィフティーのプレーで絡んだが、確信を持ったプレーが必要。

――前半、風下をサニックスが取ったのか?そうであればゲームプランは?またゲームプランと違った点は

福坪 龍一郎 トスに勝って風下を選択した。前半トヨタさんにキックの上手い選手がリザーブに控えていたので、前半は耐えて後半で敵陣に入り、キックの上手い選手にプレッシャーをかけるプランで風下を選択した。

――ラインアウト・モールで同じパターンで何本か取られた。対策はしていただろうが、それでも耐えれなかったのは?

金堂 礼 自分がラインアウトのピールで、一旦見て入るのが上手くいかず、ポスト側に押されてしまった。

――勝点がなかなか積みあがらない中、たくさん課題があると思うが早急に取り組む必要な箇所は?

コーリー・ブラウン 修正点は、今まで課題となっていたブレイクダウンの箇所を話してきた。一週間の練習の中でキャリー、ハイポジションに付くこと、クリーナーの精度との所を意識してきた。あとは自分達の規律の悪さ。ディフェンスの部分では、個人個人が何とかしようと規律の乱れが目立った。残り試合、課題の修正を継続し意識してやっていく。


トヨタ自動車ヴェルブリッツ

トヨタ自動車

〔ヘッドコーチ〕サイモン・クロン
前半に関しては、ポゼッション・テリトリーと、どちらも風を利用して良いトライに繋げていたシーンが多かった。
オフロードを無理にしてしまうシーンもいくつかあったが、前半に関しては良い形で終えることが出来たと思ってる。
後半は、ラック周りなど密集でのプレーが上手くいかず、幅を広く取り過ぎて仕事をやり切れない印象だった。またオフロードをやり過ぎてしまい、セットピースのチャンスを生かせず、相手に点を取られてしまった。

〔キャプテン〕茂野海人
「本日はありがとうございました。」
ヘッドコーチが言っているように、前半に関しては風を利用して、トライに繋げることが出来ていた。
だが後半、自分達に集中出来ていなかったのは今後の改善点。
細かいミスだったり、一人一人の仕事が出来ていない事で上手くラグビーができなかった。
改善出来るところはバイウィークで改善し、次の試合に向けさらに良いチームを作り上げていきたいと思う。

――今日の試合は、キアラン・リード選手とマイケル・フーパー選手が第3列で並んで先発したが、その意図は?また、初出場や初スタメンの選手が活躍していたが、その意図や評価は?

サイモン・クロン 今週はいくつか変更があった。ティアーン・ファルコン選手をスタンドオフ、吉田杏選手をロック、加藤選手をフッカー、岡田選手をウイングとしてスタートした。また、ベンチにも新しくフロントローの選手を入れた。トップリーグで新しくプレーするチャンス、また経験を積んでもらう形で良い試合になったと思う。今後のセレクションにも良い事が出来た。全体的には、今言った選手全員が素晴らしい仕事をしてくれた。 また、フーパー選手とリード選手のコンビネーションでは、相手のラックにプレッシャーをかけていきたいという意図があった。同時にチャーリー・ローレンス選手もフルバックとして、今回スタートメンバーに選んだ。

――今回ティアーン・ファルコン選手はトヨタでのデビュー戦となったが、彼の魅力と今日のパフォーマンスについては?

茂野海人 キックもロングだし、ボールを持った時の個人能力も高いので、何をするか相手も予測がつかない事をしてトライも取れたし、チーム全体を上手く動かせていた。まだまだ若い選手で、伸びしろもすごくある選手だと思う。

――リード選手とフーパー選手の評価について改めて評価を

サイモン・クロン リード選手に関しては、リーダーシップを体現してくれるプレーヤーとして、共同キャプテンの茂野選手と良いコンビを組んでフィールド上で発揮してくれている。また、素晴らしいスキルを持っており、キャッチパス、キャリー、ラインアウトでリーダーシップを発揮してチームへの付加価値があるプレーヤーだ。
フーパー選手はプレッシャー、キャリーといった部分が強みであるプレーヤーだと思っている。特にセットピースに於いても、アタック・ディフェンスどちらでも細かいところで良い仕事をしてくれ、そういった形でチームを引っ張ってくれると思っている。チームにとって両名ともとても大きなインパクトを持っているプレーヤーだ。

――リード選手とフーパー選手と、国際的な選手がいる事によってチームに与える刺激ではどの様なものがあるか?

茂野海人 2人とも経験値がある選手で、チームに対して落ち着きを与えてくれると言うことがすごくある。リード選手は共同キャプテンとしても、的確な事を言ってくれるし、僕自身もそのトークを学んでいきたい部分はある。
フーパー選手は、出れば良いプレーをしれくれる。何と言っても、ジャッカルは一番近くで見る事が多いのだが、凄く早くて僕自身ビックリしている部分はある。

マイケル・フーパー

マイケル・フーパー 選手
前半については非常に満足をしている。強いモールや風を強みに活かして、良い形で前半を終える事が出来た。後半に関しては、サニックスの追い返しといった所の自分達のディシプリンといった所に課題が残っている。全体的には、60点を挙げて勝った部分でハッピーに思っている。

――マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたが、自己評価の中でベストプレーは?

マイケル・フーパー(詳しくはビデオを観ないとわからないが) レッグドライブ、キャリー、またはタックル前の強みといった所に関しては良いパフォーマンスは出来たのかなと思う。試合の中で一番好きだったシーンは、トライに繋げられたプレーの所。自陣22メートルから、ボールを動かしてトライに繋げられたのは嬉しく思う。

――リード選手と同じチームでプレーしている感想や、プレーする事で受ける刺激については?

マイケル・フーパー リード選手から学ぶ事は本当に多く、キャリアの中でこのようなチャンスが巡って来るとは思っていなかった。自分自身のラグビーキャリアの中で、ハイライトだと思っている。リード選手は成功した本当に素晴らしいプレーヤーで、フィールド外でもとても良い人。トヨタヴゥルブリッツでこのようなチャンスに恵まれた事については、本当にラッキーな事だと思っている。

――トヨタで今シーズン4試合経験したが、チームに対する手応えやチームで成し遂げたい事は?

マイケル・フーパー トヨタにおいては、毎週進歩を重ねるということを考えている。既に次の試合にフォーカスを向けていく、集中していくという形で考えている。このタイミングで1週間バイウイークがあることは、本当に良いと思っている。4連勝からいかに進歩していくか、何処が上手くいったか、何処が上手くいかなかったか、そういった事を4試合通じてレビューを重ね、良い所、悪い所を見ながら次のサントリー戦に繋げる事が出来ればと思っている。

――今日は初めてリード選手と一緒にスタートメンバーだったが、フィーリングや手応えは?

マイケル・フーパー 本当に素晴らしい経験だったと思っている。チームのダイナミックという形でもちょっと違った形で始められたので、お互いに良いチャレンジだった。お互いの強みを活かしながらプレーをすることができたので、前半に関しては特に満足している。ラインアウトもうまくいっていた。本当にユニークな経験が出来た。違った形でのプレーも出来たのでよかった。


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