第56回全国大学選手権大会2回戦〔12月8日〕/九州共立大学vs朝日大学/試合レポート

九州共立大学 vs 朝日大学

九州共立大学
朝日大学

令和元年12月8日(日) 天候:晴れ ミクニワールドスタジアム北九州【福岡】

13:00キックオフ

九州共立大学 朝日大学
前半 後半   前半 後半
2 1 T 4 3
1 1 G 4 0
0 0 PT 0 0
1 0 PG 0 2
0 0 DG 0 0
12 7 28 21
19 合計 49
反則
PK FK PK FK
2 0 前半 4 1
5 0 後半 2 0
7 0 合計 6 1

記者会見

九州共立大学

九州共立大学

〔監督〕松本健志
初めての全国大会だったのですごく楽しみにしていたが、選手の入りがちょっと硬かった。いつも通りに送り出すことができなかった監督である私の責任、選手に申し訳なく悔いが残る。
地元での開催ということで多くの方に応援していただき、とても感謝している。これから何度もチャレンジし続けていきたい。

〔キャプテン〕竹内柊平
初の全国大会を経験し、全国の壁を感じた。朝日大学に勝つために万全の準備をして臨んだが、相手が一つ二つ上のレベルで手が届かなかった。このチームでこれ以上戦えないということが実感できてなく、非常に残念だ。

――初めての全国大会でチームにとってどんな意味を持っていたか?

松本健志 この全国大会がスタートという位置付け。これまでは11月にシーズンが終わり12月まで4年生と一緒にラグビーができるということが、うちにとっては初めてだったので、一つにまとまろうという意識をしてやってきた。4年生が一生懸命やってくれたことに感謝している。

――朝日大学との対戦の重要ポイントは?

松本健志 強力な留学生の3人に対し、ゲインさせずにどれだけディフェンスできるかというのがポイントだったが、想定外のオプションプレイやオフロードパスでうまく繋がれたことが敗因だと思う。

――入りが硬かったと感じたプレイは?

松本健志 イーブンボール、こぼれ球の反応がとても悪かった。いつもだったら飛び込む選手が、反応できていなかった。

――大学選手権に選手として出場し、指導者としても出場したが違いは?

松本健志 選手としては、やってきたことをとにかくやればいいという感じだったし、仲間に恵まれていたとも思う。指導者としてはとても難しいものだった。自分が選手に伝えきれているのか不安があったが、全国大会を味わえたということは、チームにとってもプラスになったし、全国はこういうところなんだと自分自身が語る事ができるので、さらに強いチームを作りたい。

――九州共立大学として歴史を作った感想は?

竹内柊平 全国大会初出場ということで、監督や保護者に対して恩返しができた。九州共立大学が全国大会に出たことで今後良い人材が入ってくれればと思うが、まだ勝ち上がってもっと九州共立大学の名前を全国に響かせようと思ったのに負けたことが悔しい。

――全国で通用した点、通用したプレイは?

松本健志 フォワードのスクラム、ラインアウトのセットプレイは通用すると思う。バックスはサイズが小さいのでボールの繋ぎの部分で工夫して、相手よりも早くというところはいい準備ができていたと思う。ディフェンスやパワーは今後必要なところだと思う。

――九州の大学リーグのライバルとの関係は?

竹内柊平 とてもいい環境でラグビーができていると感じていた。ライバルチームは自分たちに無い強みを持っており、試合をすることでそういう点が学べたり、自分たちの通用することを確認することができ、とてもいい関係にあると感じている。


朝日大学

〔監督〕吉川充
二年振りの九州で昨年の雪辱を晴らすことを年頭に置いて取組み、飛彈野キャプテン中心に非常によくチームがまとまり、ホームの九州共立大学に勝つことができ、選手達がよく頑張ってくれた。ここからが(3回戦以降)我々が行きたかった場所であったので、ここをしっかりと戦えきれるように準備したい。

〔キャプテン〕飛彈野雄輝
九州代表を圧倒することが目標で試合に勝つことはできたが、内容は反省すべき点があるので、しっかり修正して次の3回戦に臨みたい。

朝日大学

――前半にミスが目立った理由、それと後半の入りは?

吉川充 前半の入りは良かったが、前半の最後にホーンが鳴ってから一本取られてしまったのが未熟なところだと感じた。それまでできたことが急にできなくなるスポットに陥ってしまった事が非常に残念で、あの時ゲームが振出しに戻したような感覚になってしまった。
しかし、後半最初に取れたことは彼等の成長した部分でもあると思う。ハーフタイムでしっかり話ができたことが非常に良かった。

――具体的に反省するべき点は?

飛彈野雄輝 最初は自分たちのペースになるが、途中でペースが崩れてしまう。相手のアタックを受けてしまいマイボールにできない時間帯が続くことが東海リーグでもあり、課題として練習で取り組んできたがまだ打開できていない。次戦に向けて修正したい。

――留学生3人の役割と評価は?

吉川充 ルールの範囲内で起用をしている。地方大会を勝ち上がるには、留学生の力は頼らなくていいと思うが、その上を目指すには留学生に頼るべきところがある。知恵と情熱を持って取り組んでいく中、キーになる選手が必要ということで東海リーグで初めて留学生を獲得した。今日も彼等が起点となってくれたので、このような点差になったと思う。全国大会に出るということで、学生が成長していくキッカケになると感じるし、出続けることで何かを発信していきたい。

――手応えを感じたところは?

吉川充 やれなかったことをやれるようになっていくことが大事だと、常に言い続けている。今日はいつもと違うテンポで動いていたので大丈夫かなと思ったが、足がつるようなこともなく最後までやりきってくれ成長を実感した。できるならば来週も再来週も、このチームでラグビーがしたいと強く思った。

――ワールドカップで影響を受けたことは?

飛彈野雄輝 日本代表が身体の大きな相手と戦うのを見て、朝日大学も身体が決して大きくはないが全国大会では身体の大きな対戦相手ばかりなので、自分達も見習っていこうという話をした。


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